ドイツ人によるドイツ語の本の紹介-料理のレシピから小説まで

今回はドイツ人によるドイツの本の紹介です!
紹介してくださった本と紹介の中ででてきたちょっとしたお話も合わせて紹介しますよ。 ご紹介頂いた方はドイツ人女性というだけでなくさらに本が大好き 出版関係のお仕事のお仕事をされているだけあり、ドイツの本にとっても詳しいです。
今回は彼女からなかなか聞けないドイツ人視点による本の紹介をしてみます。 我々日本人の本にも実にいろんなカテゴリの本が有りますが、 ドイツも同じようにあり、しかも日本とは大きく違うのです。
どうです興味わきませんか?


ドイツのなつかしいおばあちゃんの味

食の多様化が日本よりも進んでしまったドイツではもはや伝統料理は特別な日のみ食べるようになっています。 そんな状況でこの本で紹介しているドイツ料理のレシピは「おばちゃんが作ってくれる」ような ドイツの家庭の味のものなんだとか。。。日本で言うところの家庭の味なんでしょうね。 ドイツ人に愛されているレシピ本でとっても人気が高いんだそうです。 それにしてもドイツ料理の写真はとても映えますね。 全く異国の民族料理レシピを翻訳しつつ、調味料を集めてつくってみるのは楽しいでしょうね。 挑戦してみてはいかがですか?



あたらしい菜食主義者の生活を紹介した有名な本

表紙は健康的な男性が写っていますが 何とこの本内容はヴェーガン(完全菜食主義者)の食事と運動などのヴェーガンのライフスタイルを扱った本でとても有名なんだそうです。 筆者もはじめて表紙を見た時は本の内容を推測できませんでした。 菜食主義者にはベジタリアンがありますが、ヴェーガンは最近現れた完全菜食主義者で最近少しずつ耳にするようになってきました。 書籍名がとても長いです。(ドイツの本ではめずらしくありませんが。。。) 内容はヴェーガンの食事についてが多目です。野菜中心にもかかわらずとても美味しそうなもので彩りも本当に良いです。 ただ、運動についても触れているので突然健康的な人が運動している様子の写真が現れたりもします。



ドイツ語版の星の王子様

日本でも根強い人気がある星の王子様ですが、ドイツでも愛され続けているとのこと。 心あらわれる美しい話で子供よりも大人に人気があるようです。 ドイツ語名は Der Kleine Prinz と言います。ドイツ語がわからなくてもPrinzでなんとなく王子様が連想できますよね。 ちなみに使われているドイツ語文法、単語も難しくないのではじめてドイツ語の本の挑戦にはうってつけです。

書籍名:Der Kleine Prinz



アンデルセンの童話

マッチ売りの少女などを思い出して頂ければわかると思いますが ドイツの童話には少し悲しい話が多いんだそうです。 というわけでこちらの童話に含まれるお話もちょっぴり悲しかったりします。 子供よりも大人の方が話しの深い部分を理解して楽しめたりします。 ちなみにこちらの本には白黒の挿絵がさしこまれていて それが古めかしいのでヨーロッパぽっくて趣深いです。

書籍名:Andersens Märchen



日本でも有名なネバーエンディングストーリーはドイツでも有名

あの有名な「ネバーエンディングストーリー」の原作で ドイツのファンタージで最も有名な本なんだそうです。 日本語では「はてしない物語」とも呼ばれています。 日本でも古い映画にも関わらず根強いファンがいますが ドイツでは本でもファンがいるんだそうで女性だけでなく男性でも この作品の世界観を愛している方がいるんだそうです。 ちなみに本の表紙のデザインをじっくり見ると書かれているイラストはでてくる映画のキャラクターが描かれています。 白い竜(ファルコン)が右の方にいます。見えますか? わかるとちょっぴり面白いですね。



いかがでしたか? 筆者はドイツの本の紹介を聞きながら、ドイツの童話ではマッチ売りの少女、ネバーエンディングストーリーなど 「その話なら聞いたことある!日本でも有名だよ」と意外にどこかで見聞きしてることに驚いたりしていました。
ただ、ドイツのおばあちゃんが作るような料理やヴェーガンなどの新しい食生活に関する考え方なんかは 初めて聞くものが多かったです。 ドイツの本を読み進めていると書かれている内容に「なるほど!」や「そうなんだ、知らなかったなぁ」と 驚くことになりそうです。面白そうですね。もちろんドイツ語の勉強になりますし。 あなたはどう感じましたか?