ドイツ語の関係代名詞で2つの文章をひとつにする
関係代名詞は長いドイツ語を短くできる実は便利な文法テクニックです。
難しい名前にまどわされずにしっかり身につけましょう。
使い続ければこの文法の便利さがわかってくると思いますよ
関係代名詞とは
さて、ここでは関係代名詞についてご説明します。 「私には友達がいます。」「彼はドイツ語を勉強しています。」 という日本語の文章を1つの文章にすると 「私にはドイツ語を勉強する友達がいます」となります。 これをドイツ語でやってみましょう。
私には友達がいます。
Er lernt Deutsch.
彼はドイツ語を勉強しています。
私には友達がいます。彼はドイツ語を勉強しています。
このときのderが関係代名詞です。
今回の例文では日本語で翻訳するなら「彼は」になるでしょう。
この関係代名詞derのお陰でこの文章は1つにつなげられています。
今回は「彼」だったため、derでしたが 女性の場合はdie、中性の場合はdasとなります。
関係代名詞の格変化
さて、「彼が(は)」「彼の」「彼に」「彼を」という風に 場面によって関係代名詞は格変化します。
男性 | 女性 | 中性 | |
1格 「~が」の意味 | der | die | das |
2格 「~の」の意味 | dessen | deren | dessen |
3格 「~に」の意味 | dem | der | dem |
4格 「~を」の意味 | den | die | das |
1格の関係代名詞「彼が(は)」
あそこに座っている男はわたしの友人です。
関係代名詞はderで「彼は」という1格の意味ですね。
2格の関係代名詞「彼の」
あそこに停車している車の(持ち主の)男は私の友人です。
3格の関係代名詞「彼に」
その車を所有している男は私の友人です。
4格の関係代名詞「彼を」
今あなたは男を見ています。彼は私の友人です。
ちょっぴり変わっている関係副詞wo
つなぎたい言葉(先行詞)が 場所や時間の場合woを使うことができます。
これが私があのころ住んでいた町です。
場所も時間もひとつのワードで表せるのでちょっぴり変わっています。
とても便利なドイツ語表現です。
ドイツ語を短くするテクニック
2つの文章をつなぐ、と言われてもピンと来ないかもしれませんが
2つの文章を会話中で言うよりもはるかに
「あそこに立ってる人、あれが私の父なの」のように
文章は短くなりとても便利です。
会話で使えばこの便利さがよりわかってもらえると思います。
長くなりがちなドイツ語の文章だからこそ、
この関係代名詞、関係副詞のテクニック是非しっかり身につけていきましょう。
ドイツ語の文章を読んでいれば、そのうちかならずこの文法にでくわします。
その時はここで習ったことを少しだけ思い出してくださいね。